色 グレー 扇に鶴や菊、藤の花が描かれています。
扇は、末に向かって広がるかたちから末広とも呼ばれ、意匠化されたものは「扇文(おうぎもん)」や「末広文(すえひろもん)」と言います。末広がりの形状を発展や繁栄の意味になぞらえ、たいへん縁起の良い文様とされています。鶴は、古くは「タヅ」と呼ばれ、遠くまで響く鳴き声が天まで届いているようだと、「天地を結ぶ存在」、「神鳥」とされていました。2羽の鶴、つまりは夫婦鶴として描かれた時は、夫婦鶴が離れることなく、ヒナの旅立ちまで連れ添うことから、夫婦の末長い幸せの象徴とされています。このお着物は季節問わずご着用いただけます。