小学生の卒業式、小さかった子供が成長し 大人に1歩近付く大事な節目ですよね。
最近では小学生の女の子の袴姿が話題ですが、 小学校の卒業式には男の子でも袴で出席している子が増えてきています。
七五三で一度着た事があるという方もいるかもしれません。 ですがよく考えてみてください。 小学6年生はすでに、七五三から約7年も経っているんです。
ぜひ、この節目に男の子も着物を着てみてはいかがでしょうか?
でも、男の子用の袴って、どんなデザインが人気で、 何を着せたらいいかわからない、という人も多いはずです。
今回は、小学生の男の子用袴の人気デザインと選ぶポイントをご紹介します。
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小学生の男の子用袴の人気デザイン
袴といっても、上に羽織る「羽織物」と、下にはく「袴」があります。
おすすめの羽織について
卒業式用の羽織の人気デザインは、昔から礼装としても使用されてきた紋付の羽織が人気です。 胸の部分に左右対称に2か所、家紋をデザインしたものが刺繍されています。 (細かくいうと全部で5ヶ所、背中と両袖にも縫い付けられています)
ですが、最近では自分の家の家紋など知っている人は少ないので、特に紋のデザインに決まりはありません。 家紋以外にも龍や、羽など、格式ある場に使用される柄を用いたものもあります。
羽織の色は、最近では黒はもちろん、青や緑、中には赤など目立つカラーもあります。 ぼかしなどを使い、メインカラーと白の2色を使用している羽織も多いです。 卒業式は入学式とは違い、黒を選ぶ方が多いので、落ち着いた色を選ぶ方が多いようです。 そのため、メインのカラーとしては黒、青、グレーが王道です。
おすすめの袴について
卒業式用におすすめの袴の柄は ・縞模様 ・家紋が入ったもの ・亀甲分様と呼ばれる六角形の模様が並んだもの ・光沢のある生地
などが人気です。
袴のデザインは、羽織に合わせて選ぶことが多いでしょう。 着物をレンタルする場合は、大体上下セットになっているものが多いので あまり悩むこともありません。
羽織を引き立たせるような、シンプルなカラーと柄が多いところが特徴です。
小学校卒業式で着る男の子用袴を選ぶポイントは?
①落ち着いた色を選ぶ
卒業式という、礼装を着て出席すべきイベントです。 入学式とは違い、落ち着いた色を使う方が多いので、色味はなるべく落ち着いた色を選びましょう。 あまり派手すぎると、着物というだけでも目立つので、子供が萎縮してしまうかもしれません。
②袴は行灯袴(あんどんばかま)がおすすめ
男の子用の袴は、行灯袴(スカート型)と、馬乗袴(ズボン型)の2種類があります。 普段、着慣れない着物を着ているので、つまずいてしまったり、トイレに行った時に どうすればいいのか、と困ってしまう事もあるでしょう。
スカート型になっている行灯袴であれば、前を持ち上げるだけで 足を出す事ができるので、子供1人でもトイレに行く事ができます。
③羽織紐は白色の房ありが卒業式向き
羽織がはだけてしまわないように、羽織の前を結ぶ紐の事を羽織紐と呼びます。 羽織紐は洋装で例えるのであればネクタイに当たる部分です。 そのため、羽織紐も時と場合によって変える必要があります。
礼装として選びたいのは、白色の房のついたタイプです。 房なしや無双と呼ばれる天然石などがついたタイプは礼装にはあまり向きません。
④袴選びは子供の成長も考えて予約する
男の子の袴は、まだそこまで着る人も多くないため 人気のあるデザインには予約が殺到する事が考えられます。 早い人だと卒業式のある半年前から予約をするので、気に入った袴があれば 予約してしまいましょう。
ですが袴を着る子供の成長も考えなくてはなりません。 半年もあれば身長や足のサイズがぐんと伸びる可能性もあります。
子供の卒業式用の袴には色々なサイズ展開があり、 140センチ用、または140センチから160センチ用など 長さに幅がないもの、幅があるものがあります。
子供の身長がちょうど良ければ問題ありませんが、 身長がこの先伸びてしまうことなども考えると サイズに少し余裕がある袴を選んだ方がいいでしょう。 これは、袴を予約する日付と卒業式の日付によって考えるようにしましょう。
⑤着せやすい袴、汚れにくい袴が扱いやすい
着崩れしにくいように、着付けしやすいように、着付けの手順を省略した着物もあります。 帯がすでに出来上がっているものや、マジックテープで固定する袴など、 着付けがしやすく、お直しがしやすいため、購入を考えている場合であればおすすめです。
また、子供が着るという観点から、袴の生地はこだわりがなければポリエステルが良いでしょう。 礼装というと正絹を想像しますが、ポリエステルであれば、簡単に洗う事もでき、シワになりにくいという 利点があるため、着物の扱いに不安のある方には取り扱いやすいです。
まとめ
ポイントをいくつかご紹介しましたが、 昔と比べて、色々な種類の着物を選べるようになってきています。 ルールなどに囚われすぎず、気に入った袴を着て出席しましょう。
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